根子岳西峰~天狗縦走 その2

 今回の言い出しっぺは5年振りの根子岳縦走に燃える綾吉である。夜の宴会が終わり、早々と床に着くと目覚ましが鳴る前に目が覚めてしまった。出発の準備をして湯坪温泉の民宿を6時過ぎに出る。吐く息が白く気温はかなり低そうだ。
 真っ暗な中、ナビを頼りにやまなみハイウエイに出て宮地駅の横を通過し、ヤカタガウドの駐車場に7時半過ぎに到着する。途中、Phenix Team の3名を路上で追い越したが、こちらが駐車場で身支度中に追いつかれる。
 今日はPhenix Teamの恒例の根子岳アイゼンボッカトレ縦走らしい。山の上にかかっている雲は次第に少なくなって、晴れの気配が濃厚である。8時に駐車場を出発。舗装道を歩き、山道に入るとすぐ右の尾根に取り付く。急な坂道を小一時間ほど登ると阿蘇が見えてきた。
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 西峰の基部で登攀道具を装着する。崖の上から滴り落ちる水滴はザックの上で直ぐに氷になる。気温は明らかに氷点下だ。西峰を右手に見ながら天狗へと向かう。
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 暫く歩くとすぐに最初の懸垂下降地点がある。15mほどの距離を慎重に下降し、登山道を上ったり下ったり短い懸垂下降をしたりしながら天狗から続く稜線上に出る。
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 最初のクライミングは10m弱ほど。気温は低いけれど風が無いので寒くは感じない。空は雲一つない晴天だ。
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 この登りを越えると根子岳の主峰天狗の正面が姿を見せる。昨日の天気からすると真っ白に霧氷が付いていてもおかしくはないが、今日の天狗は白い部分はない。アイゼンが必要ならここで引き返す予定だったが、何とか前進できそうだ。
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 3回目の懸垂下降でローソク岩へ向かう痩せ尾根に出る。20mのザイルを使ってローソク岩へ登ると、横からPhenix Teamの5人が現れた。Kさんと挨拶を交わし、後続のビレイの準備をしていると、瞬く間にいなくなってしまった。
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 ローソク岩の山頂は狭いので2~3人が限界である。最初に綾吉に登ってもらい、続けて懸垂下降をしてもらい、その間に二番手のビレイをする。この調子で4人が通過。最後に自分が懸垂下降してローソク岩を無事通過する。
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 ナイフリッジは固定ロープを張り、カラビナスルーで通過する。ここは難しくはないが、落ちるとやっかいな場所だ。風が強くなってきた。待っていると冷たい南風に体温を奪われる。
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 ナイフリッジを通過すると天狗の山頂はすぐそこだ。綾吉のビレイで慎重に熊五郎落しを登るたかぽん。その後、その上の短い壁の登攀のため、綾吉が20mのザイルを持って登る。
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 最後に自分の番になってザイルがどこかで引っかかってしまい、動かなくなってしまった。岩に挟まった可能性もあり、仕方なく上でビレイしている綾吉にザイルを固定してもらってタイブロックで確保しながら登る。ザイルが動かなくなった部分に来ると、ザイルがボルトに付けたヌンチャクにぐるぐる巻き付いて動かなくなっていた。セルフを取り、ザイルのからみを外してからザイルを引き上げてもらい、終端をエイトノットにして自分のハーネスに固定する。
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 14時半頃天狗の山頂に到着する。時間が遅いので記念写真を取ってすぐに出発する。風が冷たい。
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 天狗のコルへ懸垂下降で降り、谷筋をヤカタガウド登山口に向けて歩く。ガレ場を慎重に通過し、16時半過ぎに駐車場に到着する。いい天気だったね~皆さんお疲れ様でした。

2011年12月4日 ヤカタガウド登山口8:00~根子岳西峰基部9:40~根子岳天狗峰14:30~登山口16:34
参加者 & Photo : たかぽん、綾吉、ワタスゲ、ひらめ、百
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by hyaku_chan | 2011-12-13 20:58 | 「東ルート」への道

日記代わりに綴る九州の山を中心とした記録です。