2013年 03月 03日
大山北壁 別山バットレス中央稜 2日目
暫く歩くと正面に弥山尾根が、右手に別山尾根が見えてくる。
別山は右、左、中央の3つの尾根がある。この画像では尾根らしいのが3つあるが、一番左が左尾根、一番右が中央稜、右尾根はここからは見えない。
左尾根の下を通り、中央稜の左から取り付く。先行グループが3名居るので少し待つ。
T原がリード、私とM武が後ろからついて行く。雪は締まっていてアックスがよく利く。簡単なアイスクライミングをしているような状態だ。
左には弥山尾根を登っている人達が見える。
右側のスカイラインは夏山登山道。その手前の人が見える稜線は8合尾根だ。今日はクライマーが多い。
暫くして近くをヘリが飛び続けていることに気がついた。北壁の下辺りを何かを探しながら飛んでいるようだ。
ガスっていた稜線も少しずつ明るくなってきた。北壁の下でヘリがホバリングを始めたようだ。
別山への最終ピッチ。8ピッチ目。
別山に到着。大山北壁の稜線が見えてきた。お天気も回復しつつある。
弓が浜が見える。
主稜線へのピッチ。10ピッチ目。11ピッチ目でスタカットは終了。コンテで稜線まで歩く。
14時半位に大山の主稜線に出る。ここまで殆ど飲まず食わずだ。軽く食事をして下山開始。
6合目の小屋の下から元谷小屋に向かって斜面を下る。
15時半頃元谷小屋に到着。ここで小屋に置いていたシュラフなどを回収して下山準備をして駐車場に向けて出発。
駐車場の横の橋に着いた時には快晴。大山北壁の稜線が綺麗に見えた。
帰路、再び伯耆大山と対面。駐車場で得た情報では、主稜線を縦走していた年配の女性が北壁側に転落して死亡したとのこと。ヘリはその人の捜索だったらしい。
参加者 M武、T原、百
2013年3月3日 元谷小屋6:05~別山バットレス中央稜~別山12:30~稜線14:25~元谷小屋15:25~大川寺駐車場16:35