2013年 04月 30日
大崩山 小積ダキ中央稜 登攀?
大崩山荘を過ぎ、祝子川を渡り、湧塚尾根コースのこの分岐から登山道を離れて小積の足下に向かう。
最初のチームが岩に取り付いたのは7時前。2チーム目のフォローの自分が取り付いたのはもう8時になっている。
小積ダキは全10ピッチで、下半分が4ピッチ。最初の3ピッチはほとんどがA1(人工登攀)だ。それもアブミの最上部へ足を乗せないと上のボルトに届かない距離でボルトが打ってある。これがなかなか骨が折れる作業だ。
つるべで登っているので2ピッチ目は自分がリードになる。フォローだと最悪ロープを掴んで体を上に上げられたが、リードではそうも行かない。微妙なバランスを取りながらアブミの最上部に乗り、ペツルにアブミをかける。お天気は快晴。下湧塚がくっきり見える。
3ピッチ目をリードするIさん。ここまでほとんど垂直に登る。
5ピッチ目は中央バンド帯でブッシュになっている。歩いて登ると正面にチムニーがある。6ピッチ目はチムニーから入るとガイドブックに出ているからこれかな?と思うが、ボルトが1本もない。ここまでボルト乱打だったのに、いくら何でも落ちたら終わり?とは考えにくく、さりとて他にルートも見いだせず、そのうち時間切れとなる。
残り5ピッチを残したまま敗退を決定。懸垂で下の谷に降り、そこから谷を歩いて登ると暫くして登山道に出る。
数分で小積ダキの上に立つ。アケボノツツジが咲いている。
そのうち最初のチームが登ってくるだろうと思って1時間ほど待ったが、現れる気配が全然ない。14時になったので登山口に戻ることにする。下山していると、最初のチームも中央バンドから敗退して下山したという情報が入る。15:30に登山口に下山。美人の湯で汗を流す。
あとで経験者に訊いたところ、やっぱりあのチムニーを登るのだそうだ。な~んだ、落ちたら終わりなのか~そうなのか~
参加者 M武、T原、I本、百
2013年4月29日 大崩登山口4:35~大崩山荘5:16~小積ダキ分岐6:00~1チーム登攀開始6:52~自分登攀開始8時頃~中央バンド11時過ぎ~撤退~小積ダキの上(13:00~14:00)~登山口15:30