例年、大船山の紅葉は10月下旬だけど、今年は少し早いらしい。中旬には紅葉の便りが聞こえてきたので、土日の混雑を避けて火曜日に出かけた。沢水の登山口に7時半頃に到着するが、さすがにまだ誰もいない。準備をして歩き始めるとすぐに土石流の流れた跡がある。舗装路のアップダウンを抜け、8時過ぎにくたみ分れに着くと、すっかり様子が変わっている。南からの道が舗装され、豪雨で壊れた場所の土木工事が始まっている。くたみ分れの先は元の登山道が続いている。
登りが始まるとすぐ南尾根の入り口だ。古いテープを頼りに進むと昔の感覚が蘇ってきた。標高が上がると少しずつ紅葉が見え始める。
10時半頃、展望台に出ると紅葉の大船山が見えた。
12時前、山頂直下から上を見ると、火曜日とは思えないほどの沢山の人がいる。
さらに上がると山頂や御池付近の紅葉が飛び込んできた。紅葉を見ながら池の畔で昼食を食べる。
段原から坊がつるに下り、法華院温泉から鉾立峠を通って登山口に向かう。数カ所で土石流の跡がある。佐渡窪は白口岳の斜面の二カ所の崩壊土でかなり埋まっている。
坊がつるのバンガロー辺りも被害が大きい。復興には時間がかかるだろうけど、いつか元通りになることを願いつつ山を後にした。
2020年10月20日 沢水7:45~くたみ分れ8:19~南尾根~大船山(12:15~13:05)~段原13:33~坊がつる14:27~鉾立峠15:18~くたみ分れ~沢水16:53