大阪に住んでいた頃、二百名山の金剛山に登った記憶があるが、残念ながら写真が残っていない。そこで、今回用事で大阪に行ったついでに金剛山に登ることにした。朝6時前に実家を出て難波まで歩き、河内長野行の電車に乗る。河内長野からはバスで金剛山登山口へ。バスを降りると他の登山客がみな登山口に向かって歩き始めたので後をついて行く。下の写真の道を登ると左手にトイレがある。
道の左右には飲食店などのお店があり、突き当って右に曲がると急な登りとなる。その後登山道は階段になるが、下の写真のような階段が山頂まで続いていて、歩きやすいけれど何となく味気ない。
途中、トイレや休憩所などを横目で見ながらゆっくりと標高を上げる。この山は毎日登る人が多くいるらしく、運動靴を履いて手ぶらで歩いている人もいる。9時過ぎに山頂に着くと最初に目に入るのは登拝回数捺印所だ。
道の反対側にはこんな看板があって、登拝回数が表示されている。登山者じゃなくて、登拝者なんだね。
捺印所の奥にはモンベルショップや売店がある。この日は冬にしては暖かい日だったが、おでんと缶ビールの誘惑を断ち切るのはなかなか大変だった。
更に奥に行くと転法輪寺がある。
上まで登ってから社殿の前で右に曲がると更に上に向かう道がある。それを登ると葛城神社がある金剛山頂だ。気温は7℃だ。
お参りをしてから下山を開始するが、TVなどで見る山頂広場はどこにあったかな?見落としたかな?と考えながら下って行くと、捺印所の奥の道がそこに至る道だった。標識の後ろから下を覗いたが、黄砂が邪魔しているのかくっきりとは見えない。それでも微かに市街地らしい風景が広がっているのが見えた。
10時頃、おでんと缶ビールに後ろ髪をひかれつつ下山を始める。3合目を過ぎたあたりから千早城跡へ向かう道に入る。10:40頃、千早城跡に着く。城跡なので城自体はなく、石碑が一つ建っているだけだ。
その近くにはこの千早城跡の説明があり、こんなことが書かれている。
「鎌倉時代末期のことです。後醍醐天皇から反幕蜂起の命を受けた楠木正成は、ここ千早城に十数万の幕府軍を迎え撃つことになります。僅か千人足らずの小勢で幕府の大軍を相手に百日間に及ぶ攻防戦が繰り広げられました。正成は用意周到の上、奇策・知略で幕府軍を撃退し、一度たりとも落城することなく『守り』抜きました。」
帰りにこのお守りを買って帰ろうと思っていたのに、残念ながら忘れた~
千早城跡から急な石段を下って、11時前にバス停に着く。少し待っていると富田林行のバスが来たので乗る。
さて、河内長野からバスに乗ったのに、何故帰りは富田林へ向かうのか?その理由はちゃんとある。最近、富田林駅の近くにできたビアガーデン「万里春(バンリノハル)ビアホール」。嬉しいことに11:30から開店していてランチでビールが楽しめるのだ。店は古い酒蔵を改造して作ったので表からはあまり目立たない。
が、中に入るといい感じである。早速ビールとランチを注文する。
これは今日のパスタ。この後更にウインナーとデザートのアイスクリームを追加して不覚にもお腹がいっぱいになってしまった。ビール、もう一杯飲みたかったなー
新大阪駅でお約束&恒例の551の豚まんとしゅーまいを買って帰宅。短かったけど、いい旅だった~
2023年12月10日 登山口バス停7:44~金剛山登山口7:52~千早本道~山頂売店9:17~転法輪寺9:27~葛城神社(金剛山頂)9:33~山頂広場9:51~千早城跡10:38~登山口バス停10:53