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新緑の脊梁を歩く

 新緑の九州脊梁山地を歩いた・・・石灰岩で覆われたその山塊はアルカリ性の土壌ゆえに他の土地にはない植生を産む・・・九州の大自然はまだまだ捨てたものじゃないと再確認する山旅だった・・・

 五家荘の八八重の十字路から歩き出す。車は八八重の十字路付近にある広場に駐車できる。
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西内谷川に沿って山犬切と白鳥山の間の稜線に向かうルートが国土地理院の25000分の1の地図にあるが、途中まではこれと同じ道を行く。だが道らしい道はなく、ひたすら沢づたいに登るだけである。暫く行くと新しい堰堤があり、この左を通過したが、どうやら右を通った方が楽だったようだ。
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堰堤を越えると暫く沢沿いの道を歩く。昨年12月に来たことのある人は「何だか景色が全然違うね~」と水の無い冬枯れの時期とは違う印象を感じている。だが斜面の崩壊が進んでいるのも確からしい・・・
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新緑の色は格別だ。そして目には優しい色でもある。春から雨が多いせいか水量は多目だ。
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途中、鹿の脚が落ちていたり、しゃれこうべが岩の上に乗せてあったり・・・自然は時に容赦なく厳しい一面を見せる。3時頃テン場に到着。すごく立派なテン場に感激!タープを張り、宴会モードに突入・・・夜半、鳥が「じゅういち、じゅういち、・・・じゅういち」と鳴く。その声を聞きながら朝までぐっすり寝る。
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5時頃起床。朝ご飯を食べ、再び西内谷川に沿って歩き出す。森は風が無く歩いていると汗ばむほど気温が高い。
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沢を抜け、斜面を登ると巨大な桂の木がある。中は空洞だが生きている。
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稜線に出ると一般登山道の標識がある。周囲にはヤマシャクヤクやトリカブトの大群落が広がる。
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30分ほどで七遍巡りの山頂に到着する。ここはなだらかな山頂でテン場としても使える。
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七遍巡りから白鳥山までは稜線を辿る。バイケイソウの群落があちこちにある。
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お昼過ぎに白鳥山の山頂に到着。山頂には2~3組のグループが昼食を食べている。昼食後、上の内谷登山口へ下山。林道を約1時間半歩いて車に戻る。
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豊かな森、綺麗な水、新緑、風・・・いつも何度来ても豊かな自然を見せてくれる九州脊梁山地に感謝!


5月29日
八八重11:00~西内谷川~テン場15:00
5月30日
テン場6:50~西内谷川~七遍巡り北側登山道8:30~七遍巡り9:00~水上越9:45~白鳥山(12:15~13:00)~上の内谷登山口13:47~八八重15:15
by hyaku_chan | 2010-06-01 00:20 | 九州の山

日記代わりに綴る九州の山を中心とした記録です。

by hyaku_chan